去年、外国人旅行者が日本国内で使った消費額は１３年の約１．４倍で、２兆円を超え、過去最高を更新した。そのうち４分の１は中国人旅行者による支出となっている。

　観光庁によると、去年１年間に日本を訪れた外国人旅行者が宿泊や買い物、飲食などに使った総額は推計で２兆２７８億円と、１３年の約１．４倍となり、過去最高を更新した。１人あたりの消費額も推計で１５万１１７４円と、過去最高。

　中でも中国人旅行者の消費額が１３年の２倍以上に増えたという。特に買い物の１人あたりの支出額を見ると、中国人旅行者は１２万７４４３円と、他の国や地域からの旅行者に比べ突出していて、「爆買い」とも言われる旺盛な消費意欲を裏付ける形となった。