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一票の格差、沖縄でも「違憲状態」

2015年3月26日 17:27

 いわゆる「一票の格差」が最大2.13倍だった去年の衆議院議員選挙について、福岡高等裁判所・那覇支部は、「違憲状態だった」とする判決を言い渡した。

 沖縄県内の弁護士らが昨年12月の衆院選のやり直しを求めて訴えた裁判で、福岡高裁・那覇支部は26日、「憲法の投票価値の平等の要求に反する状態にあった」として、「違憲状態」との判決を言い渡した。一方で、選挙無効の訴えについては退けた。

 去年の衆院選で議員1人あたりの有権者数が全国で最も少なかった宮城5区と、沖縄県内の4つの小選挙区との間の「一票の格差」は、1.14倍から1.29倍の開きがあった。