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福島第一原発で火災“部品破片”が原因か

2015年3月21日 22:55
福島第一原発で火災“部品破片”が原因か

 21日正午前、東京電力・福島第一原子力発電所の5号機6号機付近の道路脇で火事があった。火はすでに消し止められており、ケガ人はいなかった。

 東京電力によると、21日午前11時48分頃、「福島第一原発5~6号機付近の道路脇の土手から火が出ている」と、原発構内を走るバスの運転手から通報があった。東京電力によると燃えたのは原発敷地内の道路の脇の草などで、道路の両側合わせて約50平方メートルが焼けた。この火事によるケガ人はいなかった。

 現場からは車のブレーキ部品のような破片が見つかり、その周辺が焦げていたことから、この破片が火事の原因になった可能性が高いとみられている。

 東京電力によると空間の放射線量を計るモニタリングポストの数値に異常はなく、廃炉作業を行っている1号機から4号機にも影響はないという。