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中間貯蔵施設への試験的搬入始まる 大熊町

2015年3月13日 15:19
中間貯蔵施設への試験的搬入始まる 大熊町

 福島県大熊町で、除染で出た汚染土壌などを30年間保管する中間貯蔵施設への試験的な搬入が始まった。

 国が大熊町と双葉町に造る中間貯蔵施設は、除染で出た廃棄物を30年間保管する施設。大熊町では13日、一時的な保管場へ12トンの廃棄物を運ぶ試験的な搬入が始まった。しかし、町民には不安の声もあり、施設全体の用地取得は難航も予想される。

 大熊町の地権者「30年後に移動するというようなこと言っても、おそらく最終処分地は見つからないだろう。結局は我々にも意見も聞かず、勝手に中間貯蔵施設内に仮置き場として持っていくということ」

 また、双葉町の搬入については13日、望月環境相が町の要請で25日に延期することを明らかにした。