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羽田空港の深夜・早朝バス 7路線に拡大へ

2015年3月13日 1:00

 羽田空港の深夜・早朝便に対応するため、国土交通省は、都心と空港を結ぶ深夜・早朝のバスの路線を来月から拡大し、現在の5路線から7路線にすると発表した。

 羽田空港は24時間運用ができるにもかかわらず深夜・早朝のアクセス手段は、タクシーに限られている。国土交通省は去年10月から、羽田空港と東京、新宿、渋谷、品川、横浜などを結ぶ5つの路線で深夜・早朝のバスの実証運行を行っていたが、来月から7路線に拡大すると発表した。実証運行は今月で終え、バス事業者や国土交通省などの協議会が運行を支援する。

 新設されるのは「お台場」や「有明・豊洲」などを結ぶ2路線。羽田空港を午前1時台に出発、各方面からは午前4時台に到着し、1日1往復運行する。

 実証運行での利用客は、多い路線でも20人程度だったが、国土交通省は交通アクセスを向上させ、現在、航空会社のフライトがない深夜・早朝の発着枠の活用を促進させる方針。

 運行は来年3月までの予定で、赤字の場合は国土交通省などによる運行協議会が補てんする。