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サントリーがアサヒ「販売停止」求め提訴

2015年3月11日 0:20
サントリーがアサヒ「販売停止」求め提訴

 ビールを飲んだ感覚を味わえるともいわれるノンアルコールビールをめぐり、10日、競合する大手ビールメーカーによる裁判が始まった。

 訴えを起こしたのは、サントリーホールディングス。訴えられたのは、アサヒビール。

 食品関連の調査会社によると、ノンアルコールビールのシェアは、サントリーの「オールフリー」が44.5%で1位。アサヒビールの「ドライゼロ」が36.8%で2位。2社で全体の約8割を占める。

 サントリー側の訴えなどによると、サントリーホールディングスは2013年10月に、糖質などを一定の範囲内にしたノンアルコールビールの特許を取得。この特許権を、アサヒビールの「ドライゼロ」が侵害していると主張している。

 これに対しアサヒビールは、サントリーが取得した特許は、今まである製品からも簡単につくることができるもので、特許自体が無効だと主張している。

 両社は、話し合いによる解決を模索したが結論は出ず、サントリーがアサヒビールに、「ドライゼロ」の製造や販売の差し止めを求める訴えを起こした。

 街の声は…

 会社員(50)「(Q:もし差し止めになったら?)そういう訴えがあって、もし決まり(判決)が出たならしょうがないかなとは思います」

 会社員(45)「ビールあんまり飲めないので、いろいろと選べると自分に合うものがあるのかな」