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岩手・JR山田線の復旧工事始まる

2015年3月7日 17:18
岩手・JR山田線の復旧工事始まる

 東日本大震災からまもなく4年の7日、岩手県ではJR山田線の津波で不通になっている区間の復旧工事が始まった。

 JR宮古駅では、関係者が出席して着工式が行われた。復旧工事が始まったのは、JR山田線の宮古駅から釜石駅までの区間55.4キロ。赤字路線だったこの区間について、JR東日本は、当初、BRT(バス高速輸送システム)の運行を提案していたが、線路を復旧させて沿線自治体に無償譲渡し、協力金30億円を提供した上で、運営を第3セクターの三陸鉄道に移管することなどで、先月、岩手県などと合意に達した。

 JR東日本・冨田哲郎社長「2019年のラグビーワールドカップの会場に釜石市が選ばれた。1日も早く、きっちりした形で復旧させる努力をしていく」

 全線復旧は、2018年度中を目指して調整が進められている。