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“危険ドラッグ”検挙者急増 前年の5倍

2015年3月5日 11:06
“危険ドラッグ”検挙者急増 前年の5倍

 去年、全国の警察が危険ドラッグに関連した事件で検挙した人は800人を超え、前年の約5倍に急増したことが警察庁のまとめでわかった。

 警察庁によると、去年1年間に危険ドラッグを所持したり販売したりした疑いなどで検挙された人は840人に上り、前年と比べて5倍近くに急増した。このうち、去年4月から禁止となった危険ドラッグの単純所持や使用で326人を検挙したほか、危険運転など交通関係で前年の4倍の160人を検挙している。

 危険ドラッグをめぐっては、中国から原材料を密輸入して製造するケースが増加し、去年、国内の13の製造拠点が摘発された。また、販売店舗については全国で95店舗が摘発されたが、最近は業者の多くが注文を受けてから商品を客に直接届けるデリバリー型などの販売手法に変わっているという。