厚労省担当課長「派遣労働はモノ扱い」
厚生労働省で労働者派遣法改正案を担当する課長が、「派遣労働はモノ扱い」などと発言していたことがわかった。民主党は今後、追及していく方針。
厚労省職業安定局・富田課長「これまでは派遣労働というのが、期間がきたら使い捨てだったというふうなモノ扱いだったのが、ようやく人間扱いするような法律になってきたんじゃないか」
この発言は、今年1月に開かれた人材派遣の業界団体の新年会でのもの。富田課長は、派遣労働者の無期限派遣を条件付きで認めることなどが柱となっている労働者派遣法改正案を担当している。
この発言について民主党の細野政調会長は、「担当課長が派遣労働をモノという扱いでこれまで考えてきたことになると、これは本当に深刻な問題だ」と厳しく批判した。
改正案は今の国会に提出される予定だが、細野氏は「しっかりと廃案に向かって努力しなければならない」と強調した。
民主党は今後、国会で追及していく方針。