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カナダ10代6人「イスラム国」向かったか

2015年2月28日 15:27

 カナダのモントリオールなどに住む10代の男女6人が、過激派組織「イスラム国」に加わるためにシリアに渡航した可能性があるとカナダメディアが26日に報じた。

 カナダの主要メディアは26日、モントリオールなどに住む18~19歳の男性4人と女性2人の計6人が先月、行方不明になり、捜査当局が「イスラム国」に加わるためシリアに向かったと見ていると伝えた。このうち4人は去年秋まで同じ大学に通っていたということだが、少なくとも1人は国際テロ組織「アルカイダ」と関係があり、過去に当局の監視対象になっていたイスラム教団体の幹部の講義を受けていたという。

 捜査当局は6人の足取りを追っているが、治安相は「政府はリスクのある旅行者の出国を阻止できるよう、さらなる権限を持つべきだ」と強調した。