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汚染雨水 規制委、東電に「深刻な反省を」

2015年2月28日 2:21
汚染雨水 規制委、東電に「深刻な反省を」

 福島第一原発で汚染された雨水が海に流れ出した問題について、原子力規制委員会と東京電力との意見交換の中で厳しい意見が相次いだ。

 原子力規制委員会は27日、臨時の会合を開き、東京電力の広瀬社長らと意見交換を行った。この中で広瀬社長は、福島第一原発で汚染された雨水が海に流れ出した問題について陳謝するとともに、組織や業務の改革プランなどを説明した。

 これに対し、規制委員会からは厳しい意見が相次いだ。

 更田豊志委員「私なりに一言で申し上げると血が通っているようには見えない。社内のコミュニケーションというものが、まだまだ足りてないのではないか」

 田中俊一委員長「汚染水(流出)についての問題は少し深刻に反省しなきゃいけない」

 これに対し広瀬社長は、社内の安全に対する意識を高めるとともに、汚染水対策をはじめとした廃炉に向けた作業を着実に進めていく意向を改めて示した。