×

西川前大臣が所得等報告書訂正、顧問料記載

2015年2月27日 21:20
西川前大臣が所得等報告書訂正、顧問料記載

 「政治とカネ」をめぐる野党の追及が続いている。衆議院の予算委員会で、野党側は望月環境相と上川法相が補助金を交付された企業から法律で禁止されている期間中に献金を受けていたと追及した。

 民主党・後藤祐一議員「これ、西川前農水大臣と全く同じ構図です。違法献金です。つまり補助金交付決定から1年以内の献金を禁じた政治資金規正法違反ではありませんか」

 望月環境相「指摘を受けるまで、このような補助金の交付決定を受けていることは承知しておりませんでした」

 望月環境相は、「知らずに受けとったものなので法に抵触しないと思われる」と釈明し、指摘された献金140万円はすでに返金したことを明らかにした。

 また、上川法相も同じ企業から問題の期間に60万円の献金があったことを指摘されたが、「補助金をもらっていたことは全く承知していなかった」と述べた。

 一方、辞任した西川前農水相は、国から補助金を交付された木材加工会社から受け取っていた顧問料について国会議員の所得等報告書に記載していなかったが、27日になって訂正し記載した。

 こうした中、予算委員会の理事会で、与党側は来月9日に中央公聴会を開く事を提案した。中央公聴会は来年度予算案の採決の前提となるもの。これに対し野党側は、西川農水相と小渕前経産相を参考人として呼び、「政治とカネ」をテーマに集中審議を行うよう求め、引き続き協議することになった。