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「イスラム国」弱体化、勢い抑え込んだ~米

2015年2月26日 10:40

 アメリカ政府高官は25日、過激派組織「イスラム国」の壊滅に向けた攻撃について、イラクでの勢いを抑え込んだという認識を示した。

 アメリカなどの有志連合はシリア・イラクのイスラム国の拠点への空爆を重ね、その回数は2500回以上に上っている。有志連合との調整を担当するアメリカのアレン特使は25日、空爆により「イスラム国」の指導部や作戦能力は弱体化し、イラクではその勢いを抑えたと成果を強調した。

 アレン特使「イラクで『イスラム国』の勢いを抑えるという作戦の第1段階は、おおむね達成した」

 アメリカは今後、空爆を継続しながらイラク政府軍などへの訓練を本格化し、早ければ4月から5月にかけて地上作戦を始め、拠点都市モスルの奪還を目指す。