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未成年“振り込め詐欺”検挙数、過去最多に

2015年2月26日 11:15

 去年、全国の警察が振り込め詐欺事件で検挙した未成年者の数が300人を超え、過去最多を更新したことがわかった。

 警察庁によると、去年1年間に全国の警察が検挙や補導をした未成年者の数は4万8361人で、11年連続で減少した。しかし、このうち振り込め詐欺事件で検挙された少年の数は311人に上り、過去最多を更新した。約7割が「受け子」と呼ばれる現金の受け取り役だという。

 一方、いじめやいじめの仕返しなどによる事件で検挙や補導された中高生の数は456人と、前年より3割ほど減った。その理由について、警察庁では「学校側と警察の連携強化により、事件になる前に対策がとれているためではないか」と分析している。