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来年度の太陽光買い取り価格引き下げへ

2015年2月24日 13:13
来年度の太陽光買い取り価格引き下げへ

 太陽光で発電した電力の買い取り価格が、来年度も引き下げられる見通しとなった。

 再生可能エネルギーで発電した電力は、国が決めた価格で電力会社が買い取ることになっていて、価格は年度ごとに見直しが行われている。来年度の価格については、設備の価格低下や発電効率の向上を考慮して、経済産業省の委員会が24日、意見をとりまとめた。住宅用を中心とした10kW未満の太陽光発電のうち出力制限に対応した機器の設置がない場合は、今年度より4円安い1kWhあたり33円。10kW以上の太陽光発電は、来年度4月からは今年度より3円安い1kWhあたり29円、7月からはさらに下がり27円にすると提案している。

 風力や地熱発電の価格は据え置かれたが、太陽光は制度導入後、3年連続で引き下げられることになる。今後は、一般の意見を聞いた上で、今年度中に正式決定される。