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ウクライナ政変から1年…デモ狙ったテロか

2015年2月23日 7:14

 ウクライナの首都・キエフで22日、ロシア寄りの政権が崩壊して1年となるのに合わせて、政変の際の衝突などで犠牲になった人々を追悼する行進が行われた。

 ウクライナでは去年2月、ロシア寄りの前政権の退陣を求めるデモ隊と治安部隊が衝突し、100人以上が死亡した。その政変から1年となったことを受け、首都・キエフで22日、犠牲者を追悼するため、ポロシェンコ大統領やEU(=ヨーロッパ連合)のトゥスク大統領なども参加し、数千人の市民が行進をした。

 こうした中、東部のハリコフでは、政府を支持するデモ行進を狙ったとみられる爆発が起きた。ウクライナ内務省によると、2人が死亡、11人がケガをし、捜査当局はテロの疑いで4人を拘束した。ポロシェンコ大統領は、「テロを拡大させる露骨な試みである」との声明を出し、厳しく対処する方針を示した。