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草津白根山で火山性地震多発 警戒呼びかけ

2015年2月23日 23:19

 群馬と長野県境にある草津白根山では23日未明から火山性地震が多発し、1日あたりの地震回数が約半年ぶりに50回を超えた。気象庁は小規模な噴火に警戒を呼びかけている。

 気象庁の観測によると、草津白根山では23日午前2時過ぎから山頂付近にある火口湖・湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、午後6時までに65回発生したという。火山性地震の回数が1日あたり50回を超えたのは去年8月5日以来約半年ぶり。しかし、地下にあるマグマが上昇することで山が膨らんでいることを示す傾斜計のデータなどに変化はないという。

 気象庁は、小規模な噴火が起きると湯釜から約1キロの範囲で大きな噴石が飛ぶ可能性があるとして、引き続き火口周辺警報を発表して警戒を呼びかけている。