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埋蔵文化財センターから銃弾約3900発

2015年2月23日 21:17
埋蔵文化財センターから銃弾約3900発

 静岡県磐田市の埋蔵文化財センターで、銃弾約3900発が見つかっていたことがわかった。これらは戦前から戦時中のものとみられ、警察が詳しく調べている。銃弾は今月19日、農機具などを保管している倉庫から見つかった。先端に鉛の弾丸がついていて、薬きょうには火薬も入っていたという。

 「弾薬」と書かれた木箱からは、薬きょう付きの実弾1537発と、火薬が詰まった筒状の雷管2362発、計3899発が箱に入れられ、油紙に包まれた状態で見つかったという。

 磐田市文化財課・大箸清雄課長「今まさに調査しているところですが、『昭和18年 赤松より』と墨で記録が残っていることから、平成13年ごろだと思うが、旧赤松邸の内蔵を改修するときの遺品の中に紛れていたのではないかと考えている」

 磐田市には、幕末に勝海舟とともに咸臨丸(かんりんまる)で渡米した、後の海軍中将・赤松則良男爵の邸宅が残っている。戦前から戦時中のものとみられるこれらの実弾などは現在、警察が詳しく調べている。