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福島第一原発で汚染水漏れ 原因特定できず

2015年2月23日 11:45
福島第一原発で汚染水漏れ 原因特定できず

 福島第一原発の排水路から高い濃度の汚染水が港湾内に流れ出たトラブルで、東京電力は汚染水がどこから流れ込んだのかこれまでに特定できず、引き続き調べている。

 福島第一原発構内の排水路では、22日、ベータ線を出す放射性物質の濃度が、前の日の1リットルあたり40ベクレルから最大で7200ベクレルほどに上昇し、排水路の港湾側出口付近の海水からも高濃度の汚染水が確認された。東電は、排水路に残った水をくみ出しなどしていたが、その後、放射性物質の濃度は通常の値まで下がったという。

 東電はタンクや移送配管から汚染水漏れは確認されていないとしていて、流入経路を引き続き調べている。