日本最西端の沖縄・与那国島で、陸上自衛隊の部隊配備の賛否を問う住民投票が行われ、配備に賛成する票が過半数を占めた。

　与那国町の住民投票が２２日に行われ、開票の結果、陸上自衛隊の部隊配備に賛成する票が６３２票で、反対票を１８７票上回った。投票率は８５．７４％だった。

　防衛省は、島に１５０人規模の沿岸監視部隊を配備する計画で、経済効果に期待の声がある一方、軍事的緊張の高まりを懸念する声も根強く、住民の賛否が分かれていた。

　与那国町・外間守吉町長「私も非常に安堵（あんど）しながら、防衛局、防衛省と連携して、行政運営がスムーズにできるのかなと思っております」

　町は今後、計画通りの配備に協力していく方針。