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農水相、落選後に木材加工会社の顧問に就任

2015年2月23日 16:15
農水相、落選後に木材加工会社の顧問に就任

 23日の衆議院の予算委員会で、西川農林水産相は2012年に国から補助金の交付を受けた木材加工会社から政治献金を受けていた問題で、2009年の衆議院選挙で落選した後、この会社の顧問に就いていたことを明らかにした。

 民主党・後藤祐一議員「職務内容は自分で務めていたからおわかりだと思う。何をしていたのか?」

 西川農水相「(会社の社長からは)私は何も仕事は頼まない、あなたは再起に向かって一生懸命働けと、こういうことを話をされていました」

 後藤議員「何も仕事は頼まないということは実質的な仕事はせずに、収入をもらっていたということですか?」

 西川農相「時々、社員等と意見交換をしてくれれば、私は何ら経営上の相談はしませんと言われていた。何も経営上の問題について頼まれることはありませんでした」

 西川農水相は、いつからいつまで顧問を務め、どれだけ報酬を受け取ったかについては「精査して報告するのでもう少し時間がほしい」と述べた。また、「疑惑はない。ここまでいずれも適切に処理してきた。誠心誠意、説明をしながら日本の農林水産業の発展のために尽力をしていきたい」と述べ、大臣の職務を続ける考えを重ねて表明した。

 また、安倍首相も、「西川大臣は説明責任を果たすために努力してきた。これからも果たしていくのは当然のことだろう」と述べ、西川大臣を続投させる考えを示した。