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マガン「北帰行」ロシアへ飛び立つ 宮城

2015年2月20日 15:43
マガン「北帰行」ロシアへ飛び立つ 宮城

 国内有数の渡り鳥の飛来地宮城県の伊豆沼周辺で20日朝、渡り鳥の生息調査が行われ、マガンの群れが繁殖地のロシアに向かう「北帰行」はほぼ終わったことが分かった。

 この調査は、県伊豆沼・内沼環境保全財団がマガンの生息数を把握するために県とは別に行っているもの。20日朝は、国内有数の渡り鳥の飛来地県北の伊豆沼と周辺合わせて4か所で、財団の職員が日の出と共に飛び立つマガンの数を双眼鏡などで確認しカウントしていった。調査の結果、マガンの数は飛来のピークとされる1月より6万5000羽ほど少ない2万7640羽が確認されたが、そのほとんどが繁殖地のロシアへ向け飛び立ったという。

 財団によると伊豆沼周辺では、マガンの北帰行は例年より10日ほど早く始まりハクチョウの北帰行も本格化しているという。