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千島・日本海溝地震の想定見直しで初会合

2015年2月17日 21:57
千島・日本海溝地震の想定見直しで初会合

 内閣府は千島海溝と日本海溝で起きる巨大地震について、これまでの想定を抜本的に見直すため専門家による検討会を立ち上げ、17日に初めての会合を開いた。

 検討会では北海道から東北、関東の沖合にあるプレート境界「千島海溝と日本海溝」で発生する、科学的に考えられる最大クラスの地震動と津波の高さの想定を見直すことにしている。この2つの海溝沿いではこれまでも津波を伴う大地震が繰り返し起きてきたが、従来の想定を大きく上回る東日本大震災が発生し甚大な被害が出たため、抜本的な想定の見直しが求められていた。

 検討会は、来年度末までに新たな地震・津波想定をまとめ、さらに被害想定などについても検討を進めることにしている。