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“クーラー設置”の是非 賛成票が過半数

2015年2月16日 0:36
“クーラー設置”の是非 賛成票が過半数

 埼玉県所沢市で、自衛隊基地の騒音を受ける小中学校にクーラー設置の是非を問う住民投票が行われ、設置に賛成する票が過半数を占めた。

 今回の住民投票は、自衛隊基地に近く、騒音を受ける小中学校に、夏場に窓を閉めて授業ができるようクーラーを設置することの是非を問うもの。藤本正人市長が財政難などを理由に計画を撤回したことを受け、行われた。

 投票の結果、賛成が5万6921票、反対が3万47票で、賛成票が過半数を占めた。投票率は31.54%だった。

 住民代表・関原明子さん「(市長に)市民の声を聞いていただく機会にはなったと思うので」

 しかし、賛成票の数が、結果に従うとした有権者数の3分の1に届かず、藤本市長は「高くはない投票率で残念」とコメントしている。