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ウクライナと親露派など協議、停戦で合意か

2015年2月11日 7:18

 政府軍と親ロシア派の戦闘が激化しているウクライナ東部での停戦を目指して、ウクライナと親ロシア派などが10日、ベラルーシ・ミンスクで協議を行い、ロシアのタス通信は停戦で合意したと伝えた。

 日本時間11日未明に始まった協議には、ウクライナ政府と親ロシア派に加え、ロシアとOSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)の代表が出席した。協議はウクライナ、ロシアと調停役のドイツ、フランスの4か国が11日に開くことを目指している首脳会談の事前折衝と位置づけられていて、ロシアのタス通信は、東部の停戦とその状態を監視することで合意したと伝えた。親ロシア派の代表は、ウクライナ政府に新たな提案を行ったことを明らかにした上で、「前向きな動きがあった」とコメントしている。

 一方、東部のクラマトルスクでは砲撃で12人が死亡した。ウクライナのポロシェンコ大統領は、親ロシア派とロシアを非難している。事前協議での合意の詳細は伝えられておらず、11日の首脳会談開催につなげられるかが注目される。