戦後７０年にあたって安倍首相がこの夏に発表する談話について、自民党の萩生田総裁特別補佐は１１日、山口県下関市内の講演で、日本が戦後行ってきた各国への支援をまとめた年表を談話とともに示すべきとの考えを示した。

　萩生田氏は「総理に、７０年談話とともに７０年の国際貢献年表を作りましょうと申し上げている。日本がどんな歩みをしてきたか今年は整理して、年号ごとに支出した金額や政策効果がどんなものだったのか、しっかりまとめたら良いと思う」と述べ、ＯＤＡ（＝政府開発援助）などを念頭に、日本が戦後、韓国など各国に行ってきた支援をまとめた「国際貢献年表」を作るべきとの考えを示した。

　また、談話の作成にあたって与党の同意が必要かどうかについて、「公明党が『コンセンサスが必要』と言ったが、それは当たり前だ」とした上で、「総理が決めたものに赤ペンを引いてやりとりするものではない」と改めてけん制した。