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暴行ないと供述するよう指示“ナッツ”裁判

2015年1月31日 0:52

 ナッツの渡し方に激怒し、動き始めた航空機を引き返させた大韓航空の前副社長に対する2回目の裁判が開かれ、前副社長にナッツを手渡した女性乗務員も出廷した。

 大韓航空の前副社長・趙顕娥被告は、航空機の航路を無理に変更させた航空保安法違反など5つの罪に問われている。30日の裁判には、趙被告の父親である大韓航空の趙亮鎬会長が証人として出廷した。

 大韓航空・趙亮鎬会長「大韓航空がお世話になったすべての皆様に心から謝罪します」

 裁判長から娘がサービス責任者を降ろしたことについて問われると、父親の趙会長は「間違ったことだった」と答えた。

 法廷には、趙被告にナッツを手渡し、その後、暴行を受けた女性乗務員も出廷。国の調査の前に大韓航空の常務から、「趙被告の暴行はなかった」と供述するよう指示されたと証言した。