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“ナッツ姫”裁判 父「間違ったこと」謝罪

2015年1月30日 20:20

 ナッツの渡し方に激怒し、乗務員を降ろすため航空機を引き返させた大韓航空の前副社長に対する2回目の裁判が開かれた。裁判には前副社長の父である大韓航空の会長が出廷し、娘が乗務員を降ろしたのは「間違ったことだ」と語った。

 大韓航空の前副社長・趙顕娥被告は、航空機の航路を無理に変更させた航空保安法違反など5つの罪に問われている。30日の裁判には趙被告の父親である大韓航空の趙亮鎬会長が、証人として出廷した。法廷に入る前、趙会長はカメラの前で謝罪した。

 趙会長「大韓航空がお世話になったすべての皆様に、心から謝罪します」

 裁判長から娘がサービス責任者を降ろしたことについて問われると、趙会長は「間違ったことだった」と答えた。そして、このサービス責任者が大韓航空で勤務を続ける上で、「不利になるようなことを行わない」と約束した。趙被告はうつむいたまま趙会長の証言を聞いていた。

 法廷には趙被告にナッツを手渡し、その後、暴行を受けた女性乗務員も出廷。趙被告は「心より謝罪申し上げます」と語った。