東京都心で今冬初の積雪 路面の凍結に注意
日本列島は30日朝から広い範囲で雪が降り、東京都心でもこの冬初めての積雪となった。この雪で追突事故やスリップ事故が起きた他、東京都内では転倒するなどして少なくとも20人が病院に搬送された。
今シーズン初めての雪が積もった東京都心では、30日午前11時に3センチの積雪を記録した。
この雪で、交通機関にも影響が出た。空の便では、羽田空港を発着する便を中心に、30日午後4時現在、日本航空で34便、全日空で49便が欠航となっている。
一方、雪の影響で事故も発生した。東京・八王子市では、スリップした車に車2台が追突する多重事故が起きた。さらに、東京・港区では、坂を下っていた車が車線変更をしようとした際にスリップして、ガードレールに衝突。運転手がケガをしたという。
また、東京消防庁によると、今回の積雪で、転倒して病院に搬送された人は20人に上るという。
すでに関東地方の雪は峠を越えているが、平地では5センチほど積もったところもあり、30日夜から31日朝にかけて、路面の凍結に注意が必要。また、週末、北日本では低気圧が発達し、大雪や吹雪の恐れがある。