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体罰・わいせつで処分の教師 過去最多に

2015年1月30日 19:16
体罰・わいせつで処分の教師 過去最多に

 児童生徒への体罰やわいせつ行為が原因で処分を受けた教員の数が過去最多だったことが文部科学省の調査でわかった。

 文部科学省が公立の小・中・高校などを対象に行った調査によると、2013年度に免職・停職・減給・戒告の懲戒処分や、訓告を受けた教員は計9494人に上る。このうち、児童・生徒などへのわいせつやセクシュアルハラスメントが原因で処分を受けた教員は205人と過去最多となった。また、体罰による処分は3953人と、前年度に比べほぼ倍増し、こちらも過去最多となっている。

 文部科学省では、大阪・桜宮高校で起きた体罰問題をきっかけに実態把握が進んだと見ている。一方、うつ病などの精神的疾患が理由で休職した教員の数は5078人で、依然、高い水準。