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羽田発着枠拡大 JAL、ANA売上高が増

2015年1月30日 22:55
羽田発着枠拡大 JAL、ANA売上高が増

 羽田空港の国際線発着枠の拡大に伴い、航空大手2社の去年4月から12月の売上高は、増加した。

 ANAホールディングスの去年4月から12月の連結決算は、売上高が13年に比べて9.1%増の1兆2972億円となった。羽田空港の国際線発着枠が拡大し、羽田-ロンドン便など7路線を新たに開設したことで国際線の売り上げが19.1%伸びたことが主な要因。

 また、民事再生法の適用を申請したスカイマークとの共同運航については、「前提条件は変わったが、検討して行く」とした。

 またANAは、長期のグループ戦略も発表した。訪日客の需要を取り込むことなどにより、国際線の売上高を10年後に1.5倍に拡大し、国内線と逆転させることなどを挙げている。

 一方、日本航空の去年4月から12月の連結決算は、売上高が13年に比べて3.3%増の1兆223億円となった。ANAと同様に羽田空港の国際線発着枠が拡大したことで、国際線の売り上げが、4.4%伸びた。

 また、燃油コストの下落などを理由に通期の業績見通しを上方修正した。