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完全失業率3.4% 17年ぶりの低水準

2015年1月30日 13:13
完全失業率3.4% 17年ぶりの低水準

 総務省によると、去年12月の完全失業率は3.4%で、17年4か月ぶりの低い水準となった。

 30日朝に発表された去年12月の完全失業率は、前月比0.1ポイント下がり、3.4%だった。これは、1997年8月以来、17年4か月ぶりの低い水準。非労働力人口が大幅に減り、就業者が前年同月比38万人増えたことが主な要因。特に男性の正規労働者が建設業で12万人、情報通信業で9万人増えた。総務省統計局は、雇用情勢の改善傾向は続くとの見通しを示した。

 一方、去年12月の有効求人倍率は前月比0.03ポイント増の1.15倍で、3か月連続の上昇となった。厚生労働省は「就職が実現するなどして職を求める人が減っている中、医療福祉分野などで求人が増えているため」などと分析している。