イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが日本人２人を人質に取り身代金を要求している事件で、公開された日本人２人の映像について警察庁は一部加工されているとの指摘があることから科学警察研究所の専門家による分析を急いでいる。

　警察庁・米田壮長官「この動画については加工されているとの指摘もあり分析を進めているが、現時点で断定的な結論を申し上げる段階にありません」－米田長官は２２日の会見でこのように述べ、警察庁の付属機関である科学警察研究所で映像解析の専門家による詳細な分析を進めていることを明らかにした。

　映像をめぐっては影の位置が不自然であるなど一部に加工がされているとの指摘があり、警察庁では映像が合成されていないかどうかや撮影された時期や方法などについて手がかりになるものがないかなど調べている。