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63年を経て…群馬・八ッ場ダム正式着工

2015年1月22日 15:24
63年を経て…群馬・八ッ場ダム正式着工

 民主党政権が一時、建設中止を決めた群馬県の八ッ場(やんば)ダムで22日から建設工事が本格的に始まった。

 工事は群馬県長野原町にある八ッ場ダム建設予定地の吾妻川左岸で、水をせき止めるダム本体を建設するために爆薬で地盤を砕く作業から始まった。八ッ場ダムは、1952年、利根川の洪水対策として建設計画が持ち上がり、2009年に民主党政権に交代した際、一旦、建設が中止となったが、今回、計画から63年で正式に着工となった。

 国土交通省関東地方整備局によると、ダムの建設により移転対象となった470世帯のうち14世帯が移転を終えておらず、用地取得の手続きを進めているという。八ッ場ダムは2019年度に完成予定。