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英豪首脳、協力惜しまない姿勢示す

2015年1月22日 22:29
英豪首脳、協力惜しまない姿勢示す

 イスラム過激派組織「イスラム国」と見られるグループが日本人2人を人質に取り、身代金を要求している事件で、菅官房長官は22日夕方の会見で「イスラム国」側からの接触や人質2人の安否について「承知していない」と述べた。

 菅長官はまた、「政府としてイスラム国に対して先に表明した日本の支援の趣旨や日本人解放を求めていることが伝わるようメッセージを送っている」と改めて強調した。

 一方、安倍首相は22日夕方、ヨーロッパ訪問から帰国した岸田外相と会談し「事態は引き続き推移しているので全力で取り組むように」と指示した。また、オーストラリアのアボット首相、イギリスのキャメロン首相と相次いで電話会談を行い、早期解放に向けて協力を要請した。両首脳とも協力を惜しまない姿勢を示したという。

 目立った進展がない中、菅長官が交渉期限との認識を示した23日午後2時50分ころが迫っていて、緊迫した状況が続いている。