×

中山副大臣、ヨルダン国王と会談 協力要請

2015年1月22日 1:17
中山副大臣、ヨルダン国王と会談 協力要請

 イスラム過激派組織「イスラム国」を名乗るグループが日本人2人を人質に取り、身代金を支払わなければ殺害すると警告する中、現地の政府対応の指揮をとっている中山外務副大臣は日本時間の21日夜、ヨルダンのアブドラ国王と会談し、改めて協力を要請した。

 複数の政府関係者によると、中山外務副大臣は21日夜、ヨルダンでアブドラ国王と会談し、改めて人質の解放に向けた協力を要請した。アブドラ国王は、「情勢は非常に厳しいがヨルダンとしてはできる限りの協力をする」と応じたという。ただ、人質に関する新たな情報提供はなかったという。

 その後、中山副大臣は会談の内容を首相公邸の安倍首相に電話で報告した。

 また、政府高官は21日夜、「現段階で『イスラム国』側とコンタクトは取れていない」と述べた。