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辺野古“海上作業”4か月ぶり再開

2015年1月15日 14:11
辺野古“海上作業”4か月ぶり再開

 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設のための国による海底のボーリング調査に向けた作業が、4か月ぶりに再開された。

 15日未明、普天間基地の移設先とされる名護市辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブのゲート前では、ボーリング調査に向けた作業に使われる重機の搬入を阻止しようとする住民と機動隊がもみ合いとなり、住民側にケガ人も出た。その後、15日午前、防衛省は沖縄県知事選挙や総選挙を挟んで見合わせていた本格的な海上作業を約4か月ぶりに再開した。

 辺野古移設反対を掲げ当選した沖縄県の翁長知事は、今月中旬にも専門家による委員会を設置して、辺野古埋め立ての承認について取り消しも視野に見直す方針だが、政府は知事の判断前に移設に向けた作業を進めたい考え。