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福島・吾妻山「活発化」火山性地震が急増

2015年1月14日 21:26
福島・吾妻山「活発化」火山性地震が急増

 福島県の吾妻山で14日、噴火警戒レベルの引き上げ以降、最も多い火山性地震を観測した。気象庁では、「火山活動がより活発化している」とみている。

 吾妻山は、先月12日に噴火警戒レベルが平常の「1」から、火口周辺で小規模な噴火の可能性があるレベル「2」に引き上げられ、福島市が入山規制している。

 元日から13日までの火山性地震は470回で、14日は午後3時までで155回、午前10時台には53回と急増していて、仙台管区気象台では、「火山活動はより活発化している」とみて監視を強めている。

 また、吾妻山を構成する一つ、一切経山の観測点では、去年の春以降に西側の大穴火口に向かって山がわずかながら盛り上がる傾向などが続いている。仙台管区気象台では、「山が膨張している可能性がある」として詳細な観測を続けている。