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JR大糸線“大量のスギの葉”で運休

2015年1月8日 22:33
JR大糸線“大量のスギの葉”で運休

 JR大糸線で7日、強風によって沿線にスギの葉が落ちて車輪の空回りが起きた。線路に付着したスギの葉の油の除去作業が行われ、8日、一部の区間で上下10本が運休となった。

 JR大糸線では特急あずさが7日午後3時前、長野・白馬村で車輪が空回りして加速できなくなった。原因は強風で線路上に落ちたスギの葉の油によって、摩擦が低下したものとみられている。8日、スギの葉が飛散していた約1.5キロの範囲で油の除去作業が行われた。作業が行われている間、大糸線の信濃大町から南小谷の間で特急あずさを含む上下線10本が運休となり、バスとタクシーによる代行輸送が行われた。

 スギは針葉樹林の中でも油分が多く、かつては着火材や燃料として使われていた。

 作業は8日午後3時に終了して、運行を再開している。