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異物混入…日本マクドナルドが緊急謝罪会見

2015年1月7日 19:13
異物混入…日本マクドナルドが緊急謝罪会見

 次々と明らかになる異物混入問題を受け、7日午後、日本マクドナルドが緊急の記者会見を開いた。

 日本マクドナルドHD・青木岳彦取締役「今回の異物混入の件に関して多くのお客様に多大なご心配とご迷惑をおかけいたしました。そのことに対して深くおわび申し上げます。大変申し訳ございません」

 去年8月、大阪・河内長野市のマクドナルド外環河内長野店で女性客に販売したフライドポテトに、人の「歯」が混入したことについては…

 日本マクドナルド・菱沼秀仁取締役「店舗で従業員にも全員確認したが、そちらも歯が抜けたことはないと。消去法でつぶしてはいったが、残念ながらこちらはどこで混入したか明確には判明できておりません」

 さらに、公表したのはいつ頃かという質問に菱沼取締役は、「個別の案件ということで、公表はその時にはしていない。お客様には報告させていただいて、私どもがその後にご報告させていただいています」と話し、報道があったためこの件を公表したと説明した。

 女性客には謝罪があったというが、返金はされていないという。

 一方、福島・郡山市のマクドナルド4号線郡山安積店では先月、「サンデーチョコレート」にプラスチック片が混入していたことがわかった。混入していたのは商品を作る機械の部品の一部で、組み立ての際に不備があり欠けたものと確認されたという。

 数多くの店舗で販売されているサンデーチョコレートへの混入について菱沼取締役は、「こういったケースは年に数件発生します。組み立てのミスというか、その場合は分解しなおして販売しなおす形をとっているが、それが全店に影響を及ぼすものかというとそういう判断はしていない」と話した。

 また、このサンデーチョコレートを食べた5歳の女の子は口の中を切るケガをしているが、公表しなかったことについて。

 青木取締役「その件については私どもも申し訳なく思っているが、保健所、お客様への対応は適切であると、そういう案件を公表することについては私どもはその必要はなかったと判断」

 一方、青森・三沢市のマクドナルド三沢店で販売したチキンナゲットから見つかったビニールについては、タイの工場で混入した可能性が高いとみている。

 タイのサラブリー県にあるカーギル・ミート・タイランドの工場の担当者は7日、工場で集めた“ナゲットに入った異物”に似たものを持って来日し、調査するとしている。

 菱沼取締役「いま我々の管理体制に不備が発生したことはあるけど、ベーシックなところはどうかというと自信を持って私も家族も食べますし、そういった意味ではできる限りこういったことはなくして、ゼロにはできないかもしれないけどゼロを目標として今後も努力していく所存です」

 消費者が安心して口にするために、マクドナルドの今後の対応が注目される。