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「のぞみ」パンタグラフ部品 取り付けミス

2015年1月5日 12:23
「のぞみ」パンタグラフ部品 取り付けミス

 去年5月、東海道新幹線で作業員のミスによりパンタグラフの部品を逆向きに取り付けたまま12日間運行していたことがわかった。

 JR東海によると、去年5月、東京発の「のぞみ」が新横浜駅に到着する際、架線が通常より揺れているのに駅員が気づいた。点検したところ、パンタグラフの部品の1つが逆向きに取り付けられていたという。部品は架線に触れて電気を集める部分で逆向きにボルトで固定されたため、片側が3ミリほど浮いた状態だった。去年5月に部品を交換した時に作業員が付け間違え、その後の6回の点検でも見落とされて12日間そのまま運行していた。

 JR東海は安全に問題はないとした上で、「ミスを真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めます」とコメントしている。