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南相馬市の神社で伝統の「はしごの乗り」

2015年1月4日 19:47
南相馬市の神社で伝統の「はしごの乗り」

 福島第一原発事故で避難指示区域に指定される福島県南相馬市の神社で4日、伝統の「はしごの乗り」が奉納された。

 「はしご乗り」が奉納されたのは、避難指示解除準備区域に指定される南相馬市小高区の「相馬小高神社」。境内には、原発事故で避難する住民らも大勢詰めかけ、地元のとび職人たちが高さ6メートルのはしごの上で華麗な技を披露するたびに大きな歓声を上げていた。

 はしご乗りを奉納した西寛之さん「復興とともに、今年一年のスタートを自分たちが切っていかないとダメだと思い、力を込めて、心を込めて登った」

 小高神社の「はしご乗り」は一昨年から地元で再開されていて、集まった人たちは復興への思いを新たにしていた。