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エボラ陰性 帰国男性は鼻炎の一種と診断

2014年12月29日 21:37
エボラ陰性 帰国男性は鼻炎の一種と診断

 西アフリカのシエラレオネから帰国後に発熱し、エボラ出血熱の疑いが出ていた東京都の男性は、エボラウイルスに感染していなかったことが分かった。

 厚生労働省は29日午後8時前、シエラレオネから帰国した東京・世田谷区の30歳代の日本人男性について、エボラウイルスが見つからなかったとの検査結果を発表した。

 男性は、今月14日から21日まで現地に滞在した際、エボラ出血熱で死亡した患者の埋葬に立ち会い、遺体が入った袋を素手で触ったという。23日に帰国した後は外出自粛要請に基づき自宅に留まっていたが、29日未明に発熱したため国立国際医療研究センターに搬送され、検査が行われていた。

 男性は急性副鼻腔(びくう)炎という鼻炎の一種と診断され、症状が回復すれば退院する予定。