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都内30代男性 エボラ熱感染の検査

2014年12月29日 17:27
都内30代男性 エボラ熱感染の検査

 西アフリカのシエラレオネに渡航歴がある東京都の男性が発熱し、エボラ出血熱に感染しているかどうか検査を行っている。厚生労働省前から鈴木美穂記者が中継。

 厚労省は、29日は年末の休みに入っていたが、担当者が出勤して対応を行っている。午前中から男性の渡航歴や症状などについての会見が行われ、現在は、血液検査の結果を待っているところ。

 厚労省によると、エボラ出血熱の可能性があるのは、東京・世田谷区在住の30代の日本人男性。男性は、今月14日から21日までシエラレオネに滞在し、23日に成田空港に帰国した。そして、29日未明、38.2℃の熱が出たことから、29日午前、新宿区の国立国際医療研究センターに搬送された。

 男性の熱は、病院に搬送されたときには37.4℃まで下がっていたが、血液は国立感染症研究所に運ばれ、エボラ出血熱の感染の有無を検査している。

 男性は医療系の製品を扱う企業に勤めていて、仕事でシエラレオネに滞在中、個人的にエボラ出血熱で死亡した患者の埋葬に立ち会い、遺体が入った袋を防護服をつけずに素手で触ったと話しているということで、帰国後は、自治体から外出自粛要請を受けて自宅から出ず、毎日二回、体温と体調を保健所に報告していた。

 検査結果は、29日夜にも判明する見通し。