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エボラ感染疑い男性 シエラレオネに渡航歴

2014年12月29日 15:17

 西アフリカのシエラレオネに渡航歴がある東京都の男性が38℃以上の発熱をしたことから、エボラ出血熱に感染しているかどうか検査を行っている。

 厚生労働省によると、エボラ出血熱の可能性があるのは、東京・世田谷区在住の30代の日本人男性。この男性は今月14日から21日までシエラレオネに滞在し、23日に成田空港に帰国した。そして、29日未明に38.2℃以上の熱が出たことから、29日午前、男性を東京・新宿区の国立国際医療研究センターに搬送した上で、血液を国立感染症研究所に運び、エボラ出血熱の感染の有無を検査している。その後、男性の熱は37.4℃まで下がっているという。

 男性は今月17日にシエラレオネで埋葬に立ち会い、エボラ出血熱で死亡した人の遺体が入った袋を防護服をつけずに素手で触ったと話しているということで、帰国後は自治体による外出自粛要請を受けて自宅から出ず、毎日2回、体温と体調を検疫所に報告していた。

 検査結果は、29日夜にも判明する見通し。