三井寺で鐘のすす払い 滋賀・大津市
大みそかの除夜の鐘を前に、滋賀県大津市の三井寺では、鐘のすす払いが行われた。
すす払いは、28日午前10時から始まり、三井寺の僧侶たちが笹の葉が付いた竹ぼうきで、釣り鐘につもった1年間のほこりを丁寧に払い落としていった。
約400年前につくられたこの鐘は、近江八景のひとつ「三井の晩鐘」として知られ、その音色の良さで平等院や神護寺の鐘とともに日本三名鐘のひとつに数えられている。
鐘楼の周りにはちょうちんやしめ縄も飾りつけられ、輝きを取り戻した鐘は大みそかに美しい音色を響かせて新年を迎える。