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地下トンネルの汚染水 全体の半分抜き取り

2014年12月27日 2:31
地下トンネルの汚染水 全体の半分抜き取り

 福島第一原発2号機の地下トンネル内にたまった高濃度汚染水について、東京電力は全体の半分にあたる約2500トンを抜き取ったことを明らかにした。

 2号機の海側を通る地下トンネルには、約5000トンの高濃度汚染水がたまっていて、東京電力は、先月下旬から、3つのトンネルの内部をセメントで埋め立てながら、汚染水を抜き取る作業を続けてきた。その結果、これまでに全体の半分にあたる約2500トンの汚染水を抜き取ることができたという。

 しかし、トンネル内は完全には塞ぎきれておらず、わずかながらも水の行き来が残っている可能性が高いことも明らかになった。

 そのため、東京電力は今後、トンネル同士をつなぐ縦穴を塞いで水の行き来を完全に遮断した上で、汚染水を抜き取る方針。