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STAP細胞、ES細胞混入の可能性~理研

2014年12月26日 10:18
STAP細胞、ES細胞混入の可能性~理研

 STAP細胞問題で、外部有識者から成る理化学研究所の調査委員会は、STAP細胞とされたものは別の万能細胞・ES細胞が混入した可能性が高いとする報告書をまとめ、現在会見が行われている。

 会見は26日午前10時に始まった。26日に発表された報告書によると、小保方氏らが保管していた細胞や実験のデータなどを詳しく調べたところ、STAP細胞の証拠とされていた緑色に光るマウスなどはすべて別の万能細胞、ES細胞の混入によるものだったことが明らかになったという。

 調査委員会は、「論文はほぼすべて否定されたと言っていい」とし、STAP細胞の存在を否定した。また「過失と言うより誰かが故意に混入した疑いを拭えない」としながらも、誰が混入したかは特定できないとしている。

 また、論文の中に、新たにねつ造に当たる不正が2点あったと認定した。さらに、指導する立場にあった若山照彦・山梨大学教授と亡くなった笹井芳樹元副センター長の責任は特に大きいとしている。