アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前の日に過去最高値の１万８０００ドル台に乗ったが、２４日、雇用関連の経済指標が改善したことを受けて買い注文が進み、ダウ平均株価は過去最高値をさらに更新している。

　２４日のニューヨーク株式市場はクリスマスの前日で取引時間は短縮となった。ダウ平均株価の終値は前日比６ドル０４セント高の１万８０３０ドル２１セントで取引を終えて、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も８．０５ポイントアップして４７７３．４７となった。ダウ平均株価は３日連続での最高値更新。

　この日はアメリカの新規での失業保険の申請件数が前の週に比べて減り、市場の予想よりも改善した。このために景気先行きに力強さを感じての買い注文が相次いだ。去年も年の瀬に連日、過去最高値を更新したが、今年もその傾向はあり、市場には高値への警戒感から積極的な商いを控える動きもある。