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“安倍派”誕生 町村派会長に細田博之氏

2014年12月25日 17:31

 安倍首相の出身派閥でもある自民党・町村派の会長に細田博之幹事長代行が就任し、25日から細田派となった。

 町村派の会長だった町村信孝氏は24日、衆議院議長に就任し、自民党の会派を離脱した。これにより、派閥の会長代行を努めていた細田氏が会長に就任したもの。

 25日の派閥総会で、町村前会長は「考えてみれば、私は10年間、会長として誠に不十分でありましたが、働いてまいりました」「ぜひ細田さんを中心にして、皆さん方の力を合わせて、我々の仲間である安倍先生をしっかりと支えていく」と述べた。

 前回の自民党総裁選挙では町村氏と安倍首相が同じ派閥から出馬したが、派閥内には安倍首相を支持する議員が多く、町村氏が派閥を離脱したことで実質的な「安倍派」の誕生とみられている。細田派は自民党の最大派閥で、現在、92人が所属している。(町村衆院議長、山崎参院議長を除く)

 これまでに安倍首相のほか、福田赳夫氏、森喜朗氏、小泉純一郎氏、福田康夫氏と多くの首相を輩出してきた。